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CLAY

土について

 

 

 一般的に使われる調整済みの「食器用の粘土」は焼きしまりが良く欠けにくく、水漏れも小さく実用性に優れていますが、轆轤挽きの時は良く手の言うことを聞いてるわりに形に立ち上がる力が弱いように感じます。

 粘りが強く挽きごたえある「美濃土」に、その「食器用粘土」をつなぎとして2割〜3割ほどブレンドしたものが使用の粘土です。美濃土の「粘り」や「質感」を損なわず、器に日用に気軽に使える強度が生まれます。クリーム色がかった「白土」、鉄分の多い「黄土」を混ぜた赤みの強い「赤土」と二種類の土を使います。

 また「堅焼きのクッキー」を焼くように通常より高温で長時間焼き締めたり、欠けにくいように丸みのある縁取りにする工夫も施してあります。

                                      

 

 

 

 

 

 産地粘土(萩焼や美濃・瀬戸焼、京焼など)は飲料に使用するとだんだん飲料の色が付いてきます。

 お茶の湯の世界では「景色がつく」「時代がつく」と言って喜ばれ、愛用の結果として尊ばれるものですが、昔の日本には無かったコーヒー・ビール等は黒っぽく色づいてしまったり、洋食器を使い慣れた方には不具合に思え苦情になることもあるため、産地粘土のものはご飯茶碗でも「食器用シリコーン」「液体セラミック」といった溶剤に浸けて色が付かないよう処理されてから店頭に出されることが少なくありません。

 それを「器が息が出来なくなる」ように感じて、コーヒーカップとビアカップ以外は溶剤を使わないようにしていたのですが、オーガニックレストランで器を使っていただくようになり、溶剤をあえて使わないことが安心・安全な食事のために必要であることが分かったのがきっかけで一切溶剤を使わないようにしています。

 

 

 

 

 

 

     

 

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@aiko_wheel

                                       

 

 

                                       

 

 

 

 

 

 そのため色づきはあるのですが、上記の焼き締めの工夫によって大きくは無く、コーヒーカップやビアカップはできるだけ飲み物の色が付いても汚れた感じにならないようなや風合いにしています。

 使う人にも、お茶の湯で感じられるような、愛用や経年のプロセスの現れとして「景色」を感じていただければ幸いです。

 

 

 

 

削りカスになった土は集めて水を打ち

寝かせてからまた粘土にして使います。

 

 


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